2012年11月2日金曜日

人材採用の難しさ



起業前、親しくしている方から言われたことがある。

D社出身の起業家で成功している人はとても少ない、と。

一概に理由は言えないが、その方いわく「人材に対しての目が肥え過ぎている」ことがひとつの要因らしい。D社水準の人は世の中に相当少ないため、その基準で採用しようとしても難しいと。


ふむ。



当然ケースによって様々だが、やはり私たちも人材には1ミリも妥協できないし、基本的には自分よりも優秀な人しか入れたくないと考えている。その考え方も、D社の創業時期の採用基準とおなじ。

↓(参考)
http://ameblo.jp/nambadena/entry-10069026980.html


幸いなことに自分よりも優秀な人は世の中にゴマンといるのでそこの基準は高くない。
ただ、現状求めている人材が「フィリピン人」となるため、話は少しややこしくなる。

求めるスキルセットとその質について一定水準以上を求めるものの、さてその能力をどう評価すればいいか。彼らは自分を優秀に見せる能力が高いため、判断がかなり難しい。てか英語だし。


スタートアップ時で最も重要なのは人材であることはいろんなところで言われているので、ご存知のとおり。ビジョナリー・カンパニー2にも、「誰をバスに乗せるか」と書かれている。バスに乗せる人を最初に決めて、そのあとに目的地を決める。人が決まれば、目的地が決まる。順番を間違えてはいけない。


そうなると、いよいよ本格的に難しい。私たちも最高水準のメンバーでのみ構成したいという思いがあるものの、残念ながらそのようなフィリピン人と出会うことは相当困難なようだ。フィリピン・セブ島にはルイーダの酒場はない。

人材の質を求めるとなれば、フィリピン内ではマニラ以外の選択肢はないため、
活動拠点はマニラになりそう。課題は尽きない。