2013年5月1日水曜日

マニラにオフィスを構えました!!



私たちはフィリピン・マニラでショートメッセージサービス(SMS)関連のベンチャーをやっています。

とはいっても、お金も実績もない、二人だけのちっちゃな会社です。

これまで私と共同創業者・CTOの尾崎と二人暮らし、オフィスは自宅のリビング、、朝起きてから明け方に倒れるまで、ずっと自宅に引き篭ってサービス開発、、という生活を4ヶ月続けて来ましたが、本日より正式にオフィスを構えることになりました!
 ※二人暮らしの生活は変わりませんが。


というのも、フィリピン首都マニラに日系最大規模のレンタルオフィス「CROSSCOOP MANILA」がつ先日オープンしまして、内覧した即日に入居を決めるほど、立地、環境等の条件が最高だったのです。




受付の様子。





上記の写真にもありますが、日本に三拠点(六本木、青山、新宿)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ)、インド(デリー)、ベトナム(ホーチミン)、フィリピン(マニラ)と東南アジアの主要都市に展開しているため、私たちもとても動きやすくなります。

フィリピンはインターネット接続も不安定で、自前で高速回線を契約とするとかなり高額になるのですが、クロスコープさんのブロードバンド回線もかなり魅力でした。



写真では少しわかりにくいですが、窓からは海(マニラ湾)も見えます。
夜には大きなショッピングモールが打ち上げる花火も見えるそうです。




また、けんすうさんもブログに「ベンチャーでもお金をかけたほうがいいサービスやツールまとめ 」と書いていましたが、ここフィリピンでは日本以上に水が必要です。
もちろんクロスコープさんではお水も飲み放題です!



真面目な話をすると、私たちのプロダクトはフィリピンマーケットに展開する企業様に対してマーケティング支援を行うことができますので、フィリピン進出を考えている日系企業様とのやり取りを円滑にするためにも、こうした多くの企業が集う、安心できる場所にオフィスを構えられることが特に魅力的でした。





すでに大きな部屋には日系IT企業が入居しています。
彼も休日出勤。仲良くしています。


これから本格的に営業活動、マーケティング、コーポレート機能を動かしていくため、採用も積極的に行なっていきます。 ※お借りしているのは5人部屋ですけど。

常夏フィリピンでバリバリコーディングしたいエンジニアの方、こちらまでご連絡ください。




2013年4月20日土曜日

起業家の先輩方から学ぶこと



最近読んだ本について。


学生時代や会社員時代はある程度読んでいたのですが、ここしばらくは24時間忙しく、とても読書どころではありませんでした。


しかし、起業してみて、日々課題にぶつかり、悩みを抱え、これどうしようかな、、と苦しむことはしばしば。未熟な自分と向き合い、もっと経営者として成長しないといけないなと反省したり。


ちょうどkindle買ったばっかりだし、日本出張のタイミングで読みたい本がたくさん発売されたり、知人からお勧めの本を紹介されたりしたため、まとめでブワーッと読んじゃいました。特に、起業家として先輩にあたる方の本は、いまの自分にとってかなり勉強になるため、起業家の本を中心に読みました。


かなりぶっ刺さった本やメッセージもあったため、備忘録としてメモを残そうかなと。




講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ [Kindle版]
藤 順彦



弊社取締役の加藤順彦ポールさんの渾身の著書。 

講演録なのでとても読みやすい。 内容はTechwaveをご覧いただければ、加藤さんが伝えたいメッセージが伝わるかと思います。かなり壮絶な起業家人生です。抗えない外的環境の変化、突然の強い逆風によって、会社の存続ができなくなる経験を2度もしている。クレイジーです。だからこそ、追い風の吹くべき場所に立つことの重要さを説き続けています。

私たちはBOP市場という、マクロで見るととんでもなく巨大で未開拓なマーケットを狙って事業展開しています。フィリピンに来て10ヶ月になりますが、この10ヶ月で多くの外資企業が新規参入しています。国と市場の成長をここまで肌で感じるとは思いませんでした。
追い風の吹く場所に立つこと。 それに乗ること。起業して大きく成長させるためには、一番重要な考え方だと思います。


ともに戦える「仲間」のつくり方
南 壮一郎



ビズリーチ代表取締役の南さんの2冊目。モルガン・スタンレーを経て楽天イーグルス創業という、超一級のビジネスパーソンがインターネットサービスを起業したところ思い通りにいかず、苦労を重ねながら事業を成功に繋げていくノンフィクション。
感想言います。むちゃくちゃ面白いです。サービスローンチまでの詳細、特にうまくいかずもがいている姿が本当に臨場感があり、自分のことのようにドキドキします。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則にも「誰をバスに乗せるか」とメンバーの重要性が書かれていますが、まさに「何をするかではなく、誰とするか」が最も重要なんです。この本を読んで、そのことを再認識しました。

起業って、つまり仲間探しなんです。本書の中でも、南さんは「人集め、資金集め、広告塔」としての役割を求められますが、本当にそうなんだろうなって思います。ビジネスプランとか マーケットとか革新的な技術とか、ホントはどれも大事なんですけど、それを実行するメンバーが全てなんです。いい仲間たちがいれば、壁を乗り越えることができるし、極論、それからゴールを考えたっていいんです。
それにしても、南さんの行動力は凄まじいです。経営者として尊敬しています。

もしまだ読まれていない方、1冊目の「絶対ブレない「軸」のつくり方」を最初に読むと、より起業までのあらすじもわかり、お勧めです。

私はそれぞれ、3回ずつ読みました。


成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
神田 昌典



事業を成功したとしても、私生活では幸せにならないようです。それが事実だとすれば、起業なんてしないほうがいいです。ただ、多くの起業家は同じ課題にぶちあたるので、その部分についてフォーカスした小説として描かれているので、読んだ後に「気をつけよう」と思いました。

ひとつ、本書にあった解決策としていいなと思い、当社でも導入しているのが「Good and New」というもの。
大学院でも専門のコンサルタントが授業の中で、Good and Newがもたらす威力について説明してくれたことを思い出しました。


起業家
藤田 晋



サイバーエージェント、藤田さんの本。たくさん著作はありますが、本作は「渋谷ではたらく社長の告白」の続編にあたるかと。堀江さんについてもかなりのページ数を割いて書かれています。

サイバーエージェント=インターネット広告代理店という印象が強いですが、広告代理店からメディア事業者としての脱皮を図りたい、でもそれができない。自分のメディアにかける情熱とそれまでの意思決定が矛盾し、悩む姿はリアリティがあります。

ただ、今の私たちはこのもっと前の段階なので、上場してから再度読もうと思いました。


僕の「天職」は7000人のキャラバンになった マイクロソフトを飛び出した社会起業家の成長物語
ジョン・ウッド



こちらもジョンウッド氏2作目。世界規模のNPO「ルーム・トゥ・リード」創業までの道のりを描いた「マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった」の続編となっています。

非営利団体ですが、メンバーは元ビジネスセクターのプロフェッショナル。経営管理やコスト管理、組織マネジメントなど、経営を徹底して行なっている様子や投資家・出資者に対してのプレゼンテーションは、そこらの企業では考えられないほど高い次元で構築されています。

ぜひ、前作と合わせてお読みください。白状すると、泣きました。何度も。



■追記
世界へ挑め!
徳重 徹



Facebookでテラモーターズ関くんからコメントもらって思い出しました。ごめんなさい。
これを読んだのは結構前なのです、という言い訳はさておき、ITやWEBの起業家が増えている中、ものづくりから世界に挑戦しているテラモーターズは個人的にむちゃくちゃ応援しています。フィリピン頑張っているっていうもの同士、刺激もらっています。

私の古巣、DeNAも超人のようなメンバーが集っていますが、ここテラモーターズも想像できないくらいの人材で構成されています。いま自分が新卒だったら、DeNAかテラかで悩むと思う。先日あったKUROHUNEというイベントでも、テラモーターズの方がピッチしていて「実はぼくはまだ学生でインターンなんですけど・・」という一言で、会場「まじで!?!?」と騒然となりました。いいね、そういうの。





ほかにもKindleのおかげでいろいろ読んでいますが、いったんここまで。
思考の整理、自分自身の行動を省みるためにも、やっぱり読書はすごくいい。





2013年3月16日土曜日

DeNAで教わった「Delightの精神」


3月4日、SMSリワードサービス「Candy」β版をローンチいたしました。
(フィリピン国内でのみ使えます)




β版というよりも、ティザーサイトに近いかもしれません。
かなり機能を抑えたもので、 ローンチ後はユーザーの反応を見ながらチューニングを行い、KPIを追いながらサービス/デザインの改善を繰り返す予定でした。


ところがローンチ前と後で、世界が変わりました。


ユーザー数が数百人を超えたあたりから、一気に口コミが広がり、想定を遥かに超える数の会員登録がありました。
その結果、ローンチから13日でユーザー数が1万人を超えました。




私たちのサービスを世の中に出してから2週間を経たずして1万人以上のユーザー様に受け入れてもらえた事実は大変嬉しいのですが、正直、我々の見込みが甘かったです。


想定外の事態により、多くの課題が発生してきます。


最初に起きた障害は、携帯会社(キャリア)からの制約。

3つのキャリアのうち2つのキャリアには一日あたりの通信量に制限をかけられており、はっきり言って使い物にならないレベルだとわかりました。
どちらも技術的に解決可能ですがそれなりに対応工数が必要であるため、残念ながら2キャリアの会員登録を停止いたしました。


次に、インターネットの通信速度。

私たちはフィリピンの都市部にいるとはいえ、インターネットの速度は決して速いとは言えません。
全ての処理をクラウド上で処理できれば問題にならないのですが、現地のSMSを活用している都合上、ローカルに一部機能を持たせる必要があります。
その結果、レスポンスがかなり遅延する事態が発生しました。

レスポンスが遅れるとユーザー様からの問い合わせも増え、悪循環に陥っていたことから、最後の1キャリアの会員登録も一日あたりの上限を設けることにしました。



私たちの甘さが起因となり機会損失を多く発生させてしまいましたが、それ以上に、ユーザー様の期待に十分応えることができず、大変申し訳なく思っております。



そんな矢先、DeNA時代の上司からメッセージが届きました。
会員数が順調に伸びている、ということをお伝えしたところ、


「深田が思っている世界はきっとまだまだまだまだ先のことだろうから、
登録してくれたユーザ一人ひとりを愚直に大切に事業を育てなね。」


と言葉をいただき、ハッとしました。


DeNA時代、営業でもマーケティングでも企画でも、全てにおいて「数値管理」が重要になります。常にKPIを追い続け、改善し、日次で重要項目を管理していました。


それと同時に、「サービスの向こう側」にいるユーザーのことを常に考えなさい、と教えられていました。
DeNAで最も大事にしている姿勢は「Delight」であり、下記のように記されています。


■デライト(Delight)
顧客のことを第一に考え、感謝の気持ちをもって顧客の期待を超える努力をする
(参考:DeNA コーポレート・アイデンティティ

サービスを世の中に出すと、本当にそれが顧客に受け入れてもらえるのか、すごく不安になります。そのため、当然自分たちのサービスが受け入れてもらえるように、必死になります。事業計画に対して今何%で推移しているのか、達成できるのか、できないならばその要因はなにか、どうすれば課題を潰せるか、選択肢はいくつあるのか、いつ実行できるのか、などなど、あらゆる手段を考え、実行し、コミットした目標を達成するために必死になります。


そうなってくると、 頭の中は数字数字数字、、、になりがちなんです。少なくとも私は、直近はひたすらユーザー数とCPA(コスト)ばかりを意識していました。



でも、それだけじゃだめなんです。
ユーザー様一人ひとりのことをもっともっと考え、彼らの期待にきちんと応えることができるサービスを作らないといけないし、もし今できないなら、ちゃんと誠意を持って対応しなければならない。サービスを成立させているのはユーザー様であり、私たちではないんです。


また、そもそもたった1万人で喜んでいてはだめなんです。
フィリピンの人口は9600万人。0.1%にも達してない。
世界銀行の報告だと、フィリピンの貧困率は41%。
サービスを開始してから2週間も経っていませんが、インパクトがまだまだ足りない。もっともっと大きくて価値あるサービスに育てていくためにも、まず目の前にいるユーザー様一人ひとりの期待に応えていくことが大切なんです。



そういった、「当たり前」のことを改めて認識することができました。
本当に大きくて価値あるサービスを創造していくためには課題が多く残っていますが、DeNAで教わったDelightの精神を忘れず、日々進めて参ります。


大切なタイミングで、いつも大事なことを教えていただいています。
会社を離れてからも、こうして激励いただけることは本当に勇気づけられます。
Shinさん、ありがとうございました。

2013年2月10日日曜日

フィリピンで注目されているWEB系スタートアップ10社

フィリピンでITサービス事業を立ち上げようとしていることもあり、たまには自分のことだけではなく、最近のフィリピンではどういったサービス/スタートアップが出てきているのかをまとめてみようと思う。

参考にしたのはこちらの記事
Kickstart Ventures – 10 startups funded in 9 months

フィリピン・マニラベースのシードアクセラレーター、Kickstart Venturesが出資した10社のスタートアップが紹介されています。


 (1) AVA (www.ava.ph)


デザイン性の高いおしゃれなアパレル、アクセサリーなどを販売しているサイト。日本でも似たサービスはたくさんありますね。第一印象はMonocoでした。


(2) Apptivate (www.apptivate.co)


「クレカがなくてもアプリが買える!」というサイト。現状の対応アプリはiPhone/iPadだけのようです。フィリピンでは銀行口座を持っていない人も多く、クレカなんてさらに一部の富裕層しか持っていない。
じゃあどうやってアプリ購入の決済するんだ、となりますが、Globe Gcash/Smart Money/LBC送金の3種類の決済が使えるようです。 全てフィリピン国産の送金サービス、うち前者2つは携帯送金ですね。LBCにも対応していることは親切ですね。日本では馴染みのない決済手段ですが、こちらでは何年も前から利用されている一般的な決済/送金サービスです。


(3) Bagosphere (www.bagosphere.com)
 

Bagosphere はシンガポール人3人によって設立されたサービスで、コンピュータを使ったことがないような農村地域の貧困層に対して職業訓練サービスを提供しています。具体的には、フィリピン内で高収入が期待できる「コールセンター」で働くことができるよう研修を提供しているようです。


(4) Kalibrr (www.kalibrr.com)



フィリピンで初めてY-combinatorのプログラムに採択されたサービス。フィリピンの他のメディアでも取り上げられました。多くの人々に高収入のBPO産業(主にコールセンター)で働ける機会を提供している。対応職種は下記の通り。
 Analyst
 Customer Service Representative
 Data Entry Specialist
 Network Administrator
 Sales
 SEO Specialist
 Technical Support Representative
 Telemarketing
 
 
(5) Lifebit (www.lifebit.com)


ゲーミフィケーションを活用したソーシャル・ダイアリー。まだローンチされていないため詳細は不明。


(6) MyLegalWhiz (www.mylegalwhiz.com)


その名の通り、WEB上で法的なサポートを受けることができるサービスです。PC/スマホ/タブレットに対応しています。年間999ペソ。


(7) Tripid (www.tripid.ph)
 


交通事情に苦しむメトロ・マニラ住民にはニーズありそう。
Tripidは、同じ目的地の運転手と乗客を繋げ、相乗りしようっていうウェブサービス。


(8) Tripsiders (www.tripsiders.com)
 


フィリピン国内旅行でのプランニングを、希望の予算やアクティビティの中から簡単に決めることができるサイト。情報の中身は現地の人の評価で成り立っているため、質の高い情報が集まっていることが特徴。


(9) WorkInspire (www.workinspire.com)
 

プロジェクトマネジメントのツール。EmailBoxを活用してって書いていますが、ちょっとイメージがわかないですね。使ってみてよかったらレビューを書きます。


(10) Zap (www.zap.com.ph)
 

Zap会員がZap加盟店で商品を購入した場合、5%〜20%のキャッシュバックを行うサービス。サービス説明のムービーがわかりやすい。

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こうやってみると、フィリピンの特徴を生かしたサービス(携帯送金サービスの活用やBOPマーケットを対象としたサービス、BPO向けの求人など)もあり面白いですね。サイトの作りは「いかにもイマドキなWEBサービスだな」って印象を受けたものが多い。

また面白いサービスなどあったらご紹介していきますね。

2013年2月6日水曜日

iSTART DEMO NIGHTへ参加してきました

 
フィリピンでスタートアップへのインキュベーションを行なっているideaspaceさんがホスト役としてコーディネートしているiSTART DEMO NIGHTに参加してきました。
このDEMO NIGHTは法人としての事前エントリーが必要で、10社しか参加できないネットワーキングのイベントです。参加可否の発表期日に返信が来なかったので諦めていたのですが、前日に急遽「選ばれました」というメールがしれっと来たのでなんとか参加することができました。
 
今回、このイベントにはどうしても参加したい理由があっため、参加していいよってメールを受け取ったときはかなりホッとしました。
 
会場となったのは、 sadoce.という、Smart Towerにあるレストランです。

 

中はこんな感じ。写真は閉店後なので人が映っていませんが、営業時間中は大変混み合っています。Smart本社内にこういう場所があって、社員は便利ですね。



 


私がこのイベントにどうしても参加したかった理由は2つありました。

1つ目は、フィリピンの有望スタートアップとシンガポールの投資家、事業者と出会うことです。そもそも今回のイベント趣旨が、「フィリピンのスタートアップとシンガポールの投資家、事業者とを出会わせること」であるので、まさにそのままですね。

 (引用)
iSTART@Philippines-IdeaSpace Demo Night is a by-invitation event for established startups in the Philippines to network with delegates under the iStart program of the Infocomm Development Authority of Singapore. A group of companies and investors are visiting the Philippines to explore possible synergies and opportunities and share experiences. IdeaSpace is hosting this demo night to provide an activity for closer interaction with startups and the Singapore delegation. 
(引用ここまで)


私たちはシンガポールに本社機能を置き、サービスの提供先はフィリピンであるため、フィリピンのスタートアップとも繋がりたいし、シンガポールともコネクション作っておきたかったので、まさに一石二鳥のイベントでした。


2つ目は、フィリピン最大手キャリアであるSmartといい関係で接触することです。
※Smartは、日本でいうdocomoのようなものだと思ってください。

フィリピンで事業をしていると、コネや人脈がとても重要になるときがあります。日本以上に人の紹介や政治が大きな意味を持つことがあるため、自然な関係でSmartと接触したかったんですね。私たちの事業がモバイルサービスである以上、Smartとの関係構築は極めて良好に進める必要がありました。
今回は会社として招待を受け、Smartの本社でSmartの社員、役職者、有識者とサービスの話をすることができたため、かなり価値がありました。

これまではこのようなイベントに参加したときは常に素敵な出会いがありました。今回の多くの出会いも価値あるものに変えていきたいです。

 
全てが終わったあとのステージ。この場で2分間Pitchしました。英語Pitchは2回目。練習ゼロだったため原稿を持って乗り越えました。。



★おまけ
今回参加していた他社のプロトタイプが面白かったのでシェア。(※許可取っています)
目が見えない方の携帯にSMSが届いたら、メッセージを点字に変換して指先に打ってくれるデバイスです。画面が見れなくてもメッセージがわかる。そして、簡単に返信もできる。
画面に写っているのはアルファベットの点字表です。右下のがプロトタイプ。
3人の開発者は全員女の子で、まだ学生(コンピューターエンジニア専攻)らしい。学生ですが法人はちゃんと作っていて、事業展開のためにこのようなイベントにも顔を出している。
ハードウェアのデモ機を持ってきているのはこのチームだけでした。素晴らしい。応援したい。クラウドファンディングとか使えば資金集まりそうだけどな。。



2012年12月31日月曜日

2012年のまとめ



変化と挑戦。
まとめるとそんな言葉が似合う2012年となりました。

世界の貧困問題を解決できるビジネスをつくる。

学生時代からずっとずっと思っていた。
その思いをどうしても我慢できなくなってしまい、新卒時代から3年3ヶ月お世話になったDeNAを6月末に卒業しました。






DeNAという場所は私にとって本当に恵まれた環境で、会社も同僚も大好きだったのですが、自分で行動しなければいつまで経っても変化は作れない、そう感じました。もちろん成功するかどうかなんてわからなかったし、海外に行く前に日本でできること・するべきこともたくさんありました。

昨年結婚したこともあり、どんどん保守的になっていく自分が怖かった、ということもあります。いま行動しないとずっとこのままなんだろうなっていう、漠然とした危機意識もありました。

そんなDeNAでの上半期を終え、7月からはオンライン英会話と格安フィリピン留学を経営されているラングリッチさんで語学留学をすることにしました。幸運なことに、通常よりもいい条件で留学できるインターン枠でお世話になることができました。



現地のスタッフや英語講師と触れ合いながら、多くの仮説をぶつけたりフィリピンの文化を学んだり、多くのことを学びました。特に現地のモバイルマーケットに注目しており、日本は全く異なるマーケットに興奮しっぱなしの日々。日本では全く理解されていない、知られていないモバイル文化がここにあると気が付き、どんどん調べているうちにあっという間に時間が経っていきました。

たとえば、貧困層調査のひとつでセブ島のゴミ山にも行きました。この場所で暮らす家族もたくさんいます。



調査を進めながら事業プランを何度も何度も練り直していたところ、フィリピンでも多くのご縁とご支援を受け、2012年10月10日に持株会社YOYO HOLDINGSをシンガポールに設立しました。
フィリピンでの法人設立は、いろいろとあってまだ準備中。課題も多く残った一年となりましたね。英語ももっと勉強しないといけません。

また、11月にはStartupWeekendCebuにも参加。StartupWeekendTokyoのときと同様、【貧困 ✕ IT】という切り口でPitchしました。



フィリピン生活を振り返ると、当初思っていた以上に先生たちと仲良くなったり、多くの現地起業家と関係を築いたり、ラングリッチのインターン生とも楽しく過ごせたり、いい思い出をたくさん作ることもできました。これまでに知らない世界を教えてくれた周囲のみなさんに感謝しています。



2012年は小さな変化を起こしただけ。
2013年は、変化の先にあった新しい世界で最初の一歩を踏み出す年。
小さな小さな一歩ですが、確実に前に進んでいけるよう、一層頑張っていきたいと思います。


最後に、私の自分勝手な行動にも関わらず、ずっと応援してくれている妻と家族にもお礼を。
いつもありがとう。来年も頑張りましょう!


2012/12/31

2012年11月2日金曜日

人材採用の難しさ



起業前、親しくしている方から言われたことがある。

D社出身の起業家で成功している人はとても少ない、と。

一概に理由は言えないが、その方いわく「人材に対しての目が肥え過ぎている」ことがひとつの要因らしい。D社水準の人は世の中に相当少ないため、その基準で採用しようとしても難しいと。


ふむ。



当然ケースによって様々だが、やはり私たちも人材には1ミリも妥協できないし、基本的には自分よりも優秀な人しか入れたくないと考えている。その考え方も、D社の創業時期の採用基準とおなじ。

↓(参考)
http://ameblo.jp/nambadena/entry-10069026980.html


幸いなことに自分よりも優秀な人は世の中にゴマンといるのでそこの基準は高くない。
ただ、現状求めている人材が「フィリピン人」となるため、話は少しややこしくなる。

求めるスキルセットとその質について一定水準以上を求めるものの、さてその能力をどう評価すればいいか。彼らは自分を優秀に見せる能力が高いため、判断がかなり難しい。てか英語だし。


スタートアップ時で最も重要なのは人材であることはいろんなところで言われているので、ご存知のとおり。ビジョナリー・カンパニー2にも、「誰をバスに乗せるか」と書かれている。バスに乗せる人を最初に決めて、そのあとに目的地を決める。人が決まれば、目的地が決まる。順番を間違えてはいけない。


そうなると、いよいよ本格的に難しい。私たちも最高水準のメンバーでのみ構成したいという思いがあるものの、残念ながらそのようなフィリピン人と出会うことは相当困難なようだ。フィリピン・セブ島にはルイーダの酒場はない。

人材の質を求めるとなれば、フィリピン内ではマニラ以外の選択肢はないため、
活動拠点はマニラになりそう。課題は尽きない。