2015年1月1日木曜日

2014年に注目を集めたフィリピンスタートアップのまとめ

どこにニーズあるの、、、というテーマですが、
フィリピン・マニラでスタートアップしている立場にいますので、
日本語でまとめてみたいと思います。

※本当は東南アジア新興国の主要なスタートアップ情報をまとめようとしたのですが、
想像以上に時間がかかりそうだったので、フィリピンだけ。
ASEAN全体については、East Venturesの@obnty 君がブログでまとめてくれると期待しています。
※情報ソースはほとんどTechinAsiaです。

IPOしたスタートアップ
Xurpas


直近で話題になったのは、マニラベースのモバイルコンテンツ(※主にゲーム)を作っているXurpas。

2014年12月にIPOし、その数週間後にシンガポールベースのAltitude Games Pte. Ltdを買収するなど、積極的に動いています。
そもそもフィリピンの株式市場(PSE)に上場している企業数が250社程度しかない中で、
IT企業のXurpasが上場した、ということもあり、こちらの界隈では結構話題になりました。
創業から10年以上、VCからの調達を実施せずのIPO。売上は2013年時点で$4.2Mとのこと。

Straight to IPO: How Philippine tech company Xurpas grew without venture capital
Philippine tech company Xurpas sizzles in market debut
Xurpas buys into Singaporean IT firm
Xurpas to raise P1.4B funds through IPO

資金調達したスタートアップ

ZAP Group


NFCタグを活用し、飲食店などでキャッシュバックを受けることができるZap。
既にKickstart Venturesからシードラウンドを調達済みでしたが、
今年になってさらにSiemer Ventures, Seawood Capitalから追加調達を行いました。既存のKickstart Venturesも追加出資し、合計$850Kの調達。
昨年、実際に使おうとしたら、会員登録でエラーが起きて使えませんでした。
なんでだろう。。

Zap’s ambitious plan to transform retail rewards in the Philippines
Consumer rewards service ZAP secures $850,000 funding, set to expand across Southeast Asia in 2015



Ayannah


モバイル決済、送金サービスのSendahを運営するAyannah。
2013年から合計$3.5M集めているので、フィリピンの中ではかなり巨額を集めているな、という印象。
投資家陣は、IMJ Investment Partners、Beenos、Golden Gate Ventures、GREE Ventures、その他、といった構成。
IMJ、Beenos(旧ネットプライス)、GREEと、日系色が強い印象。
※事業内容的にGMOベンチャーパートナーズが入っていそうだけどな、、と思ったり。

Filipino Gift-remittance Startup Ayannah Gets $1M Angel Round(2013年)
Ayannah Raises $1M To Serve The Philippines’ Rapidly Growing Remittance Market(2014年)
Gree Ventures joins $1.5M fundraising round for Philippine remittance startup(2014年)



ZipMatch


2回目のシードラウンドを2014年8月にクローズした、不動産マーケットプレイスのZipMatch。
今回の調達額は$550K。合計で$1Mの調達をしています。

新規出資したのが、Beenos (旧ネットプライス)、Alps Ventures。
既存投資家による追加出資が、500 StartupsとIMJ Investment Partners。
3月に行われたEchelon Philippines 2014のファイナリストで、
登壇しているスタートアップの中では一番数字が出ていたような印象がありました。
フィリピンの不動産投資もかなり盛り上がっているので、狙っているマーケットは魅力的。

Philippine real estate marketplace can afford a bigger apartment with latest funding round
How one startup raised money on a beach and how you can, too



FourEyes


9月にKickstart Ventures、Wavemaker Partner、Future Now Venturesたちから$350K調達した、
オンラインメガネ販売のFourEyes。OhMyGlassesのフィリピン版です。
彼らもEchelon Philippines 2014のファイナリストしており、2位を受賞していました。
このビジネスはちょっとフィリピンには早すぎるのでは、と思っていたら、シンガポール市場でも11月からサービス開始したようです。

Prescription glasses from S$88? You can now buy them online in Singapore
Four Eyes aims to be Philippines’ Warby Parker, sells cheap prescriptive eyewear online
Four Eyes eyes expansion with $350,000 funding round



Ritmo Learning Lab


Ritmo Learning Labは、音楽を通じたキッズ向け教育アプリ「JoomaJam」を展開しています。
2回目のシードラウンドとして、Kickstart VenturesとProudcloudから$60Kを調達したようです。
ここもEchelon Philippines2014のファイナリスト。

Joomajam is an interactive app that lets bands and singers help in children’s learning



mClinica


フィリピンのモバイル✕ヘルスケア領域で注目されているのが、mClinica。
モバイルを通じて薬局や薬のディストリビューター、患者さんを繋いでいくサービス。
500 Startups、IMJ Investment Partners、Kickstart Venturesから調達。金額は非公開。
市場がかなり大きく、ローカルのネットワークを作っていくには参入障壁が非常に高いため、かなり有望なスタートアップだと思う。
新興国特有の課題や市場構造にあわせたビジネスで、個人的にとても興味深い。
薬局ネットワークはすでに1400を超えており、2000万人以上の顧客と接触できる規模にあるという。
ハーバード大学を卒業した創業者は、ロシュ、ジョンソンアンドジョンソン、ファイザーといったキャリアを進み、起業に至るというピカピカのキャリア。
フィリピンからシンガポールに本社を映し、
今後はインドネシア、ベトナム、タイといった国にも展開予定。

This Harvard graduate’s startup is making a difference in Philippine health care



CashCashPinoy


フィリピン版のグルーポンであるCashCashPinoyが、
2014年11月にシンガポール拠点のHera Capitalから$2Mの調達をしました。
2010年に$4Mの調達をしていたので、フィリピンの中ではかなりキャッシュリッチなスタートアップの一つ。
現在、150万人の会員を有し、平均月間取引数は3.5万回。

CashCashPinoy gets $2M funding for daily deals battle



DragonPay


決済領域に集中して投資をしているGMO Global Payment Fundが2014年11月に出資。
金額は非公表。
EC化がまだまだ進んでいない状態なので、現時点の決済市場はそれほど大きくないと思いますが、
今後は一気に大きくなると思います。

Japanese epayment giant sinks series A funding into Philippines’ Dragonpay
10 Philippine online payment methods for consumers and merchants



PayrollHero


勤怠管理・給与支払いサービスのPayroll Hero。
マニラに拠点がありますが、創業者はカナダ人。
弊社含め、多くのフィリピンスタートアップも導入しています。
Payroll Heroは2013年に500 startupsから$1Mの資金調達をしているので2014年まとめって感じではないのですが、今年になってフィリピンのファミリーマートなど大手企業にどんどん導入しているようで、着実に成長しているイメージ。

Payroll Hero gets USD 1M from 500 Startups, Hootsuite CEO, and others
PayrollHero bags deal with FamilyMart, eyes more big clients by year’s end



(追記)
YOYO Holdings


自薦ですみません。弊社です。
2014年5月に、GREE Ventures, CyberAgent Ventures, Incubate Fundから$1.3Mを調達。
新興国のアンドロイド端末にロックスクリーン広告を配信し、
スライドして解除するとモバイル通信料をチャージすることができる。
Google playに公開後、Lifestyleカテゴリで30日間連続No.1。





上記以外にもビットコインを取り扱うCoins.phや、
Payroll Heroのように2013年に資金調達したLenddo(調達額$6M)、
フィリピンスタートアップ界の雄であるKalibrrなど気になる企業はたくさんありますが、
まず代表的なものをまとめました。

フィリピンのことばかり書いてもニーズないので、今後は他の東南アジアのスタートアップについてもまとめていきます。


(番外)Rocket Internet

ベルリンにあるロケットインターネット本社入り口にて
ドイツ・ベルリンをベースとしている巨人企業のロケットインターネットですが、
2014年にフィリピン最大の通信企業、PLDT(※日本でいうNTT)から
$445Mの巨額出資を受けました。(その後10月にIPO)
ロケットインターネットはLazada, ZaloraといったEC事業をASEAN各国で展開しつつ、
EASY TAXI(タクシー配車)、food panda(デリバリー)、Lamudi(不動産)、、なども展開しており、それぞれの調達額も巨額。

ロケットインターネットについては情報多すぎるので、このくらいで。

PLDT Invests $445M In Rocket Internet To Develop Online Payment Services For Emerging Markets


2014年12月31日水曜日

2014年のまとめ




年末なので2014年を振り返ると、
この一年間でようやく会社として前進することができた、という手応えを感じつつも、
自分自身が大きな壁にぶつかり、課題に向き合う毎日だったな、と思います。


表向きの成果としては、

2014年2月 「Candy」をインドネシア、タイへ展開開始
2014年3月 Echelon Philippines 2014で優勝
2014年5月 GREE Ventures, CyberAgent Ventures, IncubateFundからの資金調達
2014年6月 Echelon 2014(シンガポール本選)でTOP10入賞
2014年6月 Rising Expo 2014 in ジャカルタに登壇(入賞はできず)
2014年8月 新事業「PopSlide」をGoogle play で配信開始(※フィリピン限定)
2014年10月 YOYO設立2周年!(成果ちゃうけど)
2014年12月 Infinity Ventures Summit 2014 Fall Kyoto - LaunchPadで準優勝

と、歩みは遅くも僕らの想いを少しずつ形にすることができたかなと。


一方、組織も拡大することで、経営者として多くの壁にぶつかりました。
特に組織づくりの大切さと難しさについて、たくさん考えた一年でした。

自分の拙い英語力の問題もあると思いますが、
ちゃんと自分の考えを深く共有できていなかったり、
逆に自分がスタッフの考えをしっかりと理解できていないまま先に進んでしまったり。

最初は「国籍や文化が違うのでコミュニケーション難易度高いなー」と思っていたのですが、
実際は自分自身が組織づくりについての重要度について理解できていなかっただけで、
結局自分の努力が足りなかったことが原因なんだと反省しました。
たぶん日本で起業していても、同じような課題にぶつかっていたと思います。


採用活動から学んだことも多くありました。

たった1人の存在によってチーム全体のパフォーマンスが劇的に下がり、
その問題を解決するのに多くの労力を使うことになった、ということもあれば、
逆に思い切って採用した1人の存在によって業績が劇的に改善し、
「実は神様では?」と感じるようなこともありました。

同じプロダクトを扱っているハズなのに、
それを動かすメンバーによってこんなにも変わった世界になるんだ、
という体験ができたのは、自分にとってとても大きな学びになりました。


また、PR活動も(実は)すごく大切なんだっていうことを学んだりしました。

スタートアップはプロダクトが全てだと思っていたので(いまもそう思っているけど)、
それ以外にあまり興味がなかったんです。
そのため、よくある「弊社のサービスすごいんです!」「最高のメンバーが集まっています!」とかPRするのってものすごく表面的だし、
そういうことに力を入れる行為自体をダサイとすら思っていたのですけど、
そういったことをちゃんと伝えていかないと営業も採用もできないっていう当たり前のことに気がついて。(もちろん中身がないとダメですけど)


現在、YOYOでは積極採用中なのですが、日本人の採用においては
「そもそも東南アジアでスタートアップ、という選択肢を考えたことがなかった」
「ていうかYOYOってなに?」
「フィリピンってジャングルみたいなところ?」
という状態だったので、
こりゃまずい、もっと知ってもらわないと話にならんわ!と思い直し、
タイミングがちょうどよかったIVSに参加しました。
結果、IVSのLaunchPadに出たあとはいろんな人からご連絡いただいております。
PRほんと大事だなと。
これから、情報発信もちゃんとしていこうと思います。


2014年の途中まで、自分はユーザーのこと、プロダクトのことばかりを考え、
ビジョンを語って戦略に落としてお金を集め、KPIとにらめっこして、、といったことをしてきましたが、
やっぱり一番大事なことはそれを実現できる「強いチームを作ること」に尽きるんだなと、
多くの経営者が言っている部分をようやく深く理解できた、そんな一年でした。



そんなわけで、現在YOYOでは幹部候補メンバーを探しています!

急成長している東南アジアのモバイル市場に興味がある方、
ご連絡はこちらからお気軽にどうぞ!

なかなかマニラのオフィスに遊びに来て、とはいかないので、
なにか会社の雰囲気を伝える方法あるかなーって考えた結果、
社内向けの合宿動画を公開してみます。(メンバーに怒られたら消すかも)。
興味がある方、ご連絡ください!






「モバイルインターネットを新興国の人々へ」

この夢を実現するため、2015年も全力疾走していきます。

みなさま、よいお年を!


深田

2014年12月7日日曜日

新興国のモバイルインターネットを無料化する「PopSlide」、Launch Padで準優勝しました! #IVS






Infinity Ventures Summit 2014 Fall Kyotoで開催されるLaunchPadの挑戦権を得たので、一時的にマニラから日本に戻ってきていました。

参加するからには絶対に優勝したい、と思っていたのですが、準優勝となり、目標未達。。
こういうのは1位じゃなきゃダメなんです。勝負事はどんなものでもWinner Takes Allだと思っているし、1位と2位の間は天地の開きが出てくるものなので、本当に本当に悔しい。数日が経ち、その悔しさがどんどん大きくなってきています。ただの負けず嫌いなのですが。フィリピン・マニラからUst経由で応援してくれている仲間たち、東南アジアで起業している仲間たちのためにも、やはりどうしても勝ちたかった。同じくフィリピンからIVSに参加していた@suniさんが悔し泣きしているのを見て、ちくしょう、と。自分が出せる100%は6分間のプレゼンテーションに置いてきたけど、それでも一歩足りなかった。悔しい。



ただ、プレゼン後、非常に多くの方から「優勝だと思ったよ!」「すごくよかった!」といったお言葉をいただきまして、僕らが実現したい「モバイルインターネットを新興国の人々に」という世界感に共感いただけたことは本当に嬉しかった。


なんとけんすうさんも!!

審査員の皆様からは「ハイパーネットの再来!」と話題をいただきまして、かなり盛り上がっていただけたようです。YOYOが展開する「Candy」「PopSlide」は、広告モデルで人々のインターネット接続料金を無料にします。ご察しの通り、1996年にハイパーネット社が展開したHotCafeのコンセプトと全く同じ構造です。「社長失格」はバイブルです。ただ、当時とは環境が全く異なることや、「新興国 ✕ スマホ」領域で展開することなど、みなさんから高い期待をいただけました。そういう部分などが伝えることができたことは、よかった。今後は期待に応えていけるよう、圧倒的な結果に繋げたい。




プレゼンテーションを振り返って





とにかく自分の全てを6分間で伝えたかったので、何度も検討を重ね、前日にスライドの半分を差し替えることにしました。もっとわかりやすく、ワクワクするようなビジョンを伝えることに対して最後の最後まで考えました。

6分間ジャストで終えるため、何度も何度も練習しましたし、徹夜で準備しました。かなり早口の6分間になってしまったのですが、なんとか持ち時間全部を使い切り、東南アジアのモバイルマーケットについて最後まで語ることができたので、十分に練習してよかったです。


以下のアーカイブ、55分30秒から、当日のプレゼンが見れます。
http://bizcast.bz/20233



最後になりましたが、ココナラの新明さん、スペースマーケットの重松さん、フォークウェルの池見さんには、事前にプレゼンテーションのフィードバックをいただいたり、LaunchPadに対しての心構えを教えていただいたりし、こうして結果に繋げることができました。本当にありがとうございました。また、貴重な機会を提供いただきましたIVSの小林さん、田中さん、小野さん、そして運営スタッフの皆様、ありがとうございました!



日本のインターネット黎明期がよくわかる本です。どちらもおすすめ!


   


ネット起業!はこちらから無料で読むこともできます。







2014年11月16日日曜日

フィリピンの結婚式に行ってきた!


2年ほど前、レアジョブ加藤さんの結婚式ブログを拝見しておりまして、

「フィリピンの結婚式楽しそうだなー、カトリックの国だし、みんなパーティー好きだし、日本といろいろ違いそう。一度出てみたいなー」

と思っていたのですが、3週間ほど前、

「結婚するから結婚式に来て!3週間後だからよろしく!」

と、スタッフから突然の報告!突然すぎるわ!


なにはともあれスタッフの門出を祝ってきましたので、そんな雰囲気を共有できればと!


感想としては、
・やっぱり日本の結婚式はお金をかけすぎだよなぁ。
・招待客でスーツ来てきたのは日本人だけ。あとみんな、けっこうカジュアル。
 (※新郎新婦の親族はスーツでした)
・結婚式自体で2時間以上。長い。。(日本だと30分くらいですよね)
・お食事は「ヤサイ・ナシ」(米と肉のみ)
・司会、盛り上げ上手。すげぇ盛り上がっている。
・出し物は卑猥。ちょっとエロが入る。
といったところでしょうか。

Phil,おめでとうー!



結婚式の様子 かなり自由で、ちょっと厳粛って感じ。
ドレスが長い! 
美男美女! 
新婦以外も白いドレスを着ています 
キーカラーが「赤」で、赤いドレスor赤いネクタイをしています。絵になっている!
パーティー会場入口。常夏だけどクリスマスっぽい。
パーティー会場の様子
ハラペコのメンバー
新郎新婦の到着
定番のレチョン(豚の丸焼き)
お料理は米と肉
ファーストダンスは、それぞれのご両親も一緒に。
ケーキカットは本場でもあるんですね
ファーストバイトもありました
腕をクロスしてお酒を飲むやつ 
白い鳩を放っていました(その後運営スタッフはすぐ捕獲していました)
新婦を囲って、独身女性がブーケをぐるぐる回します
Happy Wedding!


2014年10月11日土曜日

YOYO創業2周年と全社員合宿



2014年10月10日、YOYOホールディングスは創業2周年を迎えました!
2人から始めた会社もいまでは16人まで増え、新たな領域に挑戦しています。


2年経ってもまだこの規模なのか、、、と反省点が多いですが、それでもユーザー数は昨年の今頃と比べると劇的に増加しており、今年は売上も作れてきているため、少しは成長しているのかな、といえる状態になりました。


2年目は
・既存事業の展開
・Echelon2014 TOP10選出
・資金調達
・新規事業の開始
・人員増加
などが主な出来事だったように思います。

特に最近はメンバーが一気に増え、メンバーそれぞれが忙殺されていましたので、9日10日と2日間かけて合宿を行いました。

本合宿の提案はフィリピン人のマネージャーから提案があり、最初は「営業日2日間も使うのか、、、」と思っていたのですが、結果として非常によいチームビルディングになったと思います。



私は気合が入りすぎ、創業ストーリーや会社の歴史、事業戦略、スタートアップのメンバーに求めること、といったテーマについて、スライドの量も120枚を超え、1.5時間くらい話してしまいました。長すぎたことは反省ですが、メンバーにかなり深いレベルで事業への思いや具体的な戦略部分を伝えることができたと思っています。

全スタッフがプレゼンする機会があり、かなり充実した合宿になりました。



事業開発責任者の@barakiyoからは今後の世界展開プランについて共有。
彼の出身地である北海道の歴史(屯田兵のフロンティア精神など)の話もかなり盛り上がりました。
彼は普段はインドネシアに駐在しているので、彼の考えや仕事内容を直接共有できる貴重な機会でもありました。




SEA営業統括責任者からは営業戦略の概要について説明。一番数字が出てくるパートでもあったため、メンバーの表情も一層真剣に。




リードデザイナーからはUXの概念とその重要性を共有。唯一発表でPreziを使っており、さすがでした。



スナックタイムの様子。




二日目。Developer全員で開発力を競うハッカソン。
5時間耐久でしたが全員がきちんと動くサービスを作りました。



ハッカソン中のワンシーン。



開発メンバーからは作ったプロダクトの内容、工夫した点などを共有。外部APIを積極的に使い、かなり個性が出ていました。



また、非エンジニアチームはYOYOのマントラを考えるため、チームにわかれてブレストを行いました。
だいぶ前にガイ・カワサキさんの本を読み、Mission StatementではなくてMantra(マントラ)が重要だ、ということに影響され、このタイミングでメンバーに考えてもらいました。



Guy Kawasaki-Don't Write a Mission Statement, Write a Mantra




マントラについてディスカッションしている様子。前日にYOYOについてたくさん学んだので、新メンバーも積極的に参加することができています。


総じて、今回の合宿、本当に実施してよかった!
合宿最後にメンバーひとりひとりから感想をもらったのですが、これまでの彼らからは想像できないような言葉がたくさん出てきて、聞いていて泣けてきました。
「GoogleやFacebookからオファーがあっても、俺はYOYOを選ぶ」と全員の前で言ってくれるメンバーもいて、本当に心強かった。


みんなの若い才能と情熱をYOYOに向けてくれているので、マネジメントは彼らにもっと成長できる機会をつくり、事業をもっと大きくしていき、さらに挑戦できる舞台を作っていかないと、と改めて強く思いました。

-------------------------------------------------------------------------------------
※弊社は現在、日本人スタッフも募集中です!
https://www.wantedly.com/projects/3587
-------------------------------------------------------------------------------------



合宿2日目に足を運んでくれた、YOYOシンガポールDirectorの加藤さん、日頃からお世話になっているクロスコープDirectorの庄子さんと。


2014年5月21日水曜日

1.3億円の資金調達と、これからの話

http://yoyo-holdings.com/new-career-jp/


本日、弊社YOYOホールディングスはグリーベンチャーズ、サイバーエージェント・ベンチャーズ、インキュベイトファンドの3社から約1.3億円の資金調達を完了したことを発表いたしました。※余談ですが、同じ日にDeNA時代の先輩であるアカツキの塩田さんが14億円調達した、というニュースが流れ、その規模の違いに思わず泣けました。


増資活動を振り返って


今回の資金調達は過去2回と比べて金額が大きかったため、大きな重圧を感じていました。
万が一増資に失敗してしまったら、最悪の場合、会社が露頭に迷います。それは、サービスをご利用いただいている多くのユーザー様、スポンサーの企業様、株主の皆様、スタッフたちにたくさん迷惑をかけてしまうことを意味しています。

そのため、現場のサービス運営は全てメンバーに託して、私はお金集めに集中しました。

今の私たちなら必ず調達できると信じていましたが、なにが起きるかわかりません。
弊社は本社がシンガポールにあるのですが、海外の法人というだけで出資できないファンドや投資家もいらっしゃいますので、今回の調達活動をどのように進めていくべきか、いろいろ考えながら、相談しながら進めていきました。


ここ最近は大型の資金調達ニュースも珍しくありません。

私たちの開発拠点はフィリピン・マニラにあるのですが、同じマニラのレンタルオフィスを借りているQuipperさんの5.8億円調達テラモーターズさんの10億円調達と、すぐ近くのスタートアップもびっくりするような金額を集めており、かなり刺激を受けていました。また、フィリピンではありませんが、ベトナムに拠点を置いているCinnamonさんの1.5億円調達も、2014年に入ってからのニュース。

みんなアジアで頑張っていて、ちゃんとステージを登っている。

私たちもより成長するために、次のステップへ進まないといけません。
しかし、あっという間に時間が過ぎ、口座残高はどんどん減り、
けっこう精神的にキツイときもありました。


そんなとき
「大丈夫か、もしもお金が集まらなかったら、俺がどうにかするから安心しろ」
とお世話になった方からメッセージをいただいたときには、本当に泣きそうでした。
集まらなかったら、まじで泣きつこうかと思っていました。


一方で、東南アジアのマーケットに強く興味を持っている方々とも出会うことができ、事業内容や将来の仮説について、深くディスカッションをすることもできました。

私たちの捉えている新興国独自のモバイル事情は、日本と大きく異なっている部分が前提になっているため、なかなか日本にいる方には理解しがたい部分があると思っています。

その中でも、今回は「新興国で大きく価値のある事業を作りたい」という私たちの想いに深く共感いただいたグリーベンチャーズ様、サイバーエージェント・ベンチャーズ様、そして1年前からここまで育てていただいたインキュベイトファンド様からご支援いただくことができました。強力な仲間が増え、非常に心強く感じています。



多くの方の想いと、大切なお金を預かりました。
十分に勝負できる環境が整いましたので、
アクセル全開で攻める勝負の年にしたいと思っています。



私たちが実現したい社会


私たちは「モバイルインターネット新興国の人々に」という想いを持って
事業に取り組んでいます。

たとえば、テレビ番組を見るために、
お金を払っている人はどのくらいいるのでしょうか。
有名なアーティストたちが華やかなステージに立ち、高級な機材で作られたテレビ番組。
どこの国でも、人々は「無料で」楽しむことができます。

ラジオはどうでしょうか。
もちろん、ラジオを聞くためにラジオ局にお金を払っている人なんていません。
人々はみんな、テレビやラジオを「無料で」楽しんでいます。

それでは、インターネットはどうでしょうか。

Free Wi-Fiは少しずつ増えていますが、
人々はまだ一般的に「通信料金」をプロバイダや通信キャリアに支払っています。

どうして、テレビやラジオのように、
インターネット料金やモバイル通信は無料にできないのでしょうか。

特に、ここ東南アジアなどの新興国ではスマートフォンの普及が急速に進んでいますが、
その多くの人々が高価なインターネット料金を支払うことができず、
いつも「オフライン」環境で過ごしています。

いまではスマートフォンも劇的に安くなり、
アジアでは3000円台で新品のアンドロイドが購入できます。
しかし、スマホを持っていても生活はいつも非インターネット環境。
そのため、人々が得られる情報も少なく、
どんなに便利なインターネットサービスがあったとしても十分に使うことはできません。

モバイルインターネットは、新興国の人々の暮らしを劇的に豊かにする。
そのためにも、モバイル通信料金を無料にしなければいけない。
モバイルフリーの世界が作れたら、その上に新たなエコシステムやマーケットが作られ、
より人々が使いたいサービスが生まれてくる。

そんなよい循環を生み出す、最初の一歩をつくりたいと思っています。


というわけで


実現したい社会をつくるため、今後は大きく攻めていきます!
東南アジアの社会を変える、大きなビジネスに興味のある方は、是非ご連絡ください。
国籍不問!


採用特設サイト



(おまけ)

参考になったものや勉強になったもの


起業のファイナンス
→何回も読みました。

nanapi けんすうさんが3.3億円集めたときの事業計画書
→構成パクりました。
  
schooのベンチャーファイナンス論 三部作  
-1限目-ユナイテッド丸山先生の「1億円調達するためのベンチャーファイナンス基礎知識」
-2限目-trippiece小泉先生の「2億円資金調達プロセス
-3限目-クラウドワークス佐々木先生の「いかにして11億円の資金調達を実施したか?」
→マニラからでも受講できました。

 ・Peatix Inc. 原田さんが資金調達したときのブログ
→ものすごーーく心に沁みました。
「挑戦を続けて良い」という「免罪符」を頂いた、というのが正直な気持ちである。起業は罪深い。家族、親族、友人などにひたすら迷惑をかけ続ける。金に困っては頭を下げてお金を貸してもらい、ろくに家にも帰らず、四六時中むすっとした表情で戦略を頭の中で描き続ける。人様の命綱=お金を受取り、9割の確率でその命綱を使い果たしてはお返し出来ないことになる。大迷惑。とても罪深い。気軽に「へい兄ちゃん、起業しちゃいなよ」なんて口が裂けても言えない。